＜内容＞ ボリス・グトニコフによる、ロシアが誇る、”絶品”ヴァイオリン・リサイタル集。
Ｂ．グトニコフは、レニングラード出身のロシアが誇る実力派で、若い頃に参加したチャイコフスキー・コンクール（６２年）＆ロン＝ティボー・コンクール（５７年）に於いては、軽々と金メダルを獲得する一方、最近は晩年の録音に至るまで、益々注目度の高まっている息の長い名ヴァイオリニストである。
彼の演奏スタイルは、ロシアンならでは切れ味鋭い超絶技巧に加えて、細部に亘る精緻なイントネーションが実に品格のある、完成度の高い名手である。
しかしながら、彼の出身がレニングラードであったためか、その実力の割にレコード録音が非常に少ないことは、とても残念である。
そして当盤は、そんな彼の魅力が最大限に発揮された、ベスト盤と断言出来る大変希少な１０インチ・リサイタル集。
彼特有の、ノーブルで精緻なボーイングが冴え渡るヘンデルの”アリア”に始まり、超絶技巧のプロコフィエフやガーシュウィンに圧倒され、ラヴェルやクライスラーの名曲にとどめを刺す！彼ならではの秘蔵盤、”最強リサイタル集”。
（ １２インチ盤の方は時折見かけますが、今回の１０インチ盤は大変超希！ ）     ＜曲目＞ ヘンデル ／ ”アリア”（ フレッシュ編曲 ） プロコフィエフ ／ 「 仮面 」（ マスク ）プロコフィエフ ／ 「 アンティル諸島から来た娘たちの踊り 」 オンドジーチェク ／ 「 スケルツォ・カプリチョーソ 」 ワーグナー ／  「 アルバムの綴り 」 ラヴェル ／ 「 ハバネラ 」 ガーシュウィン ／ 「 ポーギーとベス 」（ 抜粋 ） クライスラー ／ 「 ジプシーの女 」     ＜レコード番号＞ 露メロディア Ｄ－４６９６／７ モスクワ・プレスの（プレ・メロディア）濃青に銀文字のＭＫレーベルで、１０インチ最初期フラット超重量盤の完全オリジナル・プレス。トレースにも優れた、高音質の希少個体！     ＜レコード・コンディション＞ ＮＭ＋＋ この時代のロシア盤（プレ・メロディア）では殆ど見かけることのない、超極美品！！！（ 光沢も美しい最高プレス！ ）     ＜ジャケット・コンディション＞ 演奏家や曲目＆レコード番号等の表記もある、完全オリジナル・ジャケット。状態も非常に綺麗ですが、ライブラリー・コレクション品のため、正面左上に整理番号用のシール貼りあり。